森のインテリア

2010 -


幼稚園が所有する広大な自然教育園の中に市民も楽しめる場所をつくる依頼を受けた。現地を訪れてみて、新たに建築はつくらない方が良いと感じた。そこで、森そのものを部屋のように設えることにした。つまり「森のインテリア」である。すべてが、元々そこにあった材料や、市民から提供されたものだけで出来ている。つくったものは、ベンチやソファ、テーブル、灯油ランプとそれを管理するための梯子、稲藁のベッドに寝転んで見上げる紅葉のスクリーンへのプロジェクション、木の俣藁座布団、バーカウンター、純粋ドア、大谷石の純粋階段、鉄筋製スケルトン暖炉、DJブースとなるバス停などである。それはキャンプ場のようでもあり、家のリビングルームのようでもあり、とにかく不思議に気持ちいい空間である。

計画地 埼玉県北本市
用途 幼稚園の自然教育園のランドスケープ
竣工年 2010年