世代を越えたコミュニティのために、土石流災害の明示的な伝承装置としての意味を持つ基壇上に防災センターを設ける提案。パッサージュ土間と呼ぶ通り抜け可能なエントランスロビーを設け、災害時の物資の受け入れに備えると共に、防災センターを地域の人々が公民館として日常的に利用し親しむことにより、災害時にも避難場所として有効に機能しすること意図した。駐車場に張り出した多目的キャノピー(大庇)は、ビニールカーテンにより容易に半屋外化が可能で災害用バッファー空間として機能する。
計画地 | 広島県熊野市 |
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用途 | 集会所、指定避難所 |
延床面積 | 1,088㎡ |
構造/規模 | S造、RC造 / 地上2階 |
選定結果 | 2019年のプロポーザルにおいて、宮本設計・宮本佳明建築設計事務所共同企業体として2次ヒアリング進出(3席) |