「千光寺の屋根、空と海の舞台」と名付けたプローポーザルコンペの応募案。眺望とメインテナンススペースの3次元シミュレーションによって、最適な展望テラスの位置を決定し、空中を回遊しながら風景を連続的・立体的に体感する展望テラスが最上部に設けた望楼へと続いていくという提案。浄土寺〜尾道水道〜しまなみと眺望が次々に展開し、展望台に登るという行為自体を楽しむことができる。和風の望楼「空と海の舞台」は、赤堂、驚音楼といった異なる意匠の建築群で構成された千光寺の風景を継承し、あたかも千光寺の奥之院を思わせるものである。また掘削に伴い現れる千光寺公園の本来の姿である巨石群は、ランドスケープの一部として積極的に取り込む計画である。
計画地 | 広島県尾道市 |
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用途 | 展望台、ランドスケープ |
延床面積 | 355㎡ |
構造/規模 | S造、一部RC造 / 地上2階 |
選定結果 | 2018年のプロポーザルにおいて、2次ヒアリング進出(3席) |